様々な恋愛が繰り広げられる萌え系4コマ『にこプリトランス』完結

マンガ感想

きららMAX誌上で4年間に渡って連載されていた『にこプリトランス』(白雪しおん)が完結し、その最終刊が2月27日に発売となりました。

にこプリトランス (4) (まんがタイムKRコミックス) (まんがタイムKRコミックス)

さて、このにこプリトランスはほどんど人間と同じアンドロイドであるりんすとせすを中心にしたドタバタ系ギャグマンガで、登場人物が非常に多いです。それも萌え系4コマにしては珍しく、男性のレギュラークラスが多いのが特徴。
で、このマンガでは以前書いたエントリーでちょいと触れましたが、このマンガでは男女間の恋愛関係がわりと描かれることが多かったです。ここで男性の登場人物が多いので、ペアが多い多い。4巻の帯にも「ごったがえす色々LOVE★」って書いてありますし。

萌え系4コマにおける男女恋愛が描かれているマンガ – 空気を読まずにマンガを読む

具体的には以下の通り。
・結城騎士(ナイト)×美作弥深子 (従姉妹同士)
・若林輝也×久我原このみ(生徒会内恋愛)
・江藤×若林灰華(王子と王女、もしくは魔王同士)
・結城翔馬×結城貴咲(逆転でバランス取れる夫婦)
・若林逆奈→頼経樹→せす
といった感じ(ちなみにせすとりんすは姉弟なので念のため)。
ちなみに4コマ系では曖昧なまま終わることが多いですが(特に百合系は)、これは全部がきちんとなっています(まあ輝也×久我原ペアは、すでに2巻で成立していますが)。そのあたりは本編で。

 

さて、この4巻では特にお互いに気がありそうながら、微妙な関係を保ち続けたメインの2人、騎士と弥深子(巨乳)についての関係描写がかなりいろいろと描かれていてニヨニヨとしてきます。
例えば七夕にて、特に恋愛系の願いが叶うという短冊に何か書く時の話。

『にこプリトランス』4巻P67

『にこプリトランス』4巻P67

「騎」と書くけど、はずかしさのあまり出来ないヤミ。うしろのせすの視線がなかなか。

とはいえ片想いではなく、両思いです。ちなみに周りも気づきまくっていて、「熟年夫婦」と言っています。何故か作る料理が全部赤飯になるという料理下手(むしろイリュージョン)なヤミが料理を習っている時の会話。

『にこプリトランス』4巻P52

『にこプリトランス』4巻P52

後ろの母のツッコミでの反応にニヨニヨ。せすの表情もまた。

で、この2人は終わりの方でとうとう結びつきますが、その後のベタベタっぷりがまた(特に騎士が……)。

『にこプリトランス』4巻P101

『にこプリトランス』4巻P101

このほかにもいろいろな恋愛描写や他のキャラの恋愛模様が見られますので(基本ギャグですが)、そっち系が好きな人は是非読んでみてください。ニヨニヨします。

 

ちなみに恋愛ばかりではなくギャグもおもしろいのですが(この4巻では特に英語禁止ネタがよかった)。
りんすとせすもちゃんと主役らしく、これらのメンツに押しつぶされないように自分たちの位置を確保しています。最終話は4年後の話ですが、それぞれのメンバーがいろんな成長のしかたをしていますので、それも注目。

あと、単行本書き下ろしとして、それぞれのメンバーの子供達が描かれていたりするのもなかなか嬉しい特典。

というわけで、ニヨニヨしたい方や、この双子の成長を見たい方は、読んで見てください。

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