マンガ雑誌のアンケートはがき送付は今もなお重要という話

私は学生時代からマンガ雑誌を読みあさっていましたが、その頃から雑誌に決まってついている「アンケートはがき」を送っていました。ちなみにアンケートにつきもののプレゼントですが、当時は出版不況と言われる前の時代だったので結構豪華で、講談社とかでは1000名様プレゼントとかもありましたし(雑誌連動ですが)。だから家電製品1名様とかは当たってませんが、グッズとかならけっこう当たっていました。サイン色紙とかも当たって今もとっておいてありますが、まあそれはそのうち。

ただ、最近は忙しかったり、後述する要因で、昔ほとんど全ての雑誌に送っていたものもだいぶ送らなくなっていました。しかしながら、最近改めてアンケートの重要性を認識するようになりました。

アンケートの重要性

近年はネット、つまりブログやTwitterで発信できるので、どうしてもアナログなアンケートに対しては手が重くなる感じですが、それでも重要なのはそのネットでもよく語られています。

一例として以下の記事などから。

イブニングで「少女ファイト」を連載中の漫画家日本橋ヨヲコ先生が、あらためて漫画作品における雑誌連載と、そこでの「読者アンケート」の意味について語りました。残念ながら間もなく同誌の連載を終える岩岡ヒ..

昔からそうだったのを、ネットの普及によってアンケートの重要性が編集者や作家の口から語られるようになったためか、それとも、最近になって出版不況などにより一人一人の比重が増してきた為かはわかりませんけど、今ではアンケートにおける一個人の送付もかなり重要になってきてるということを上の記事のほかにもあちこちで見かけます。

たしかに今ではマンガ雑誌といっても週刊少年マンガ誌を除けば十数万部なんてものも多く、少しオタク系に寄っただけで数万部、下手すると1~2万部なんてものも多く見受けられます。

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ちなみに上のデータを改めて細かく見て、毎号買ってる雑誌の低さに軽くショックを受けている現在。

ともあれアンケートの回収率がヒトケタ%だと仮定したら、その一通の重みがどれだけか、というのを実感します。(回収率も雑誌によって大きく差があるでしょうが、少なくともよほどのプレゼントでもしない限りマンガ雑誌で5%を超えることは珍しいのではと思っています。1%以下もあり得るかも。このあたり正確なデータが欲しいけど、出てきにくいだろうなあ)。

まあプレゼントはこの出版不況、どこでも貧弱になっているのは否めませんけど、別にそれでいいです。まあまんがが好きなので好きな作品への投票権くらいに思っているので。

評価としてのネットの信憑性

ここで「ネットがあるからそっちで発信すればいいじゃないか」というのはよく思われるところですが、どうも聞く話、アンケートに比べると、その作品を雑誌において生かす効果はあまりないようです。少なくともアンケートよりは。

それはやはり、ネットにおいては一義性が保たれていないことが大きいでしょう。つまり一人の声が大きい人が、それが何人もいるようにしつこくアピールすれば、見た目上は大人数に見せかけることも不可能ではないのがネットなので。逆に実際には多くの人に評価されているものでも、不満に思っていないので評価が出てこないということもあります。つまりこういうものの評価においては、ネットはいまだに正確性を保てないのですよね。それは2chのような匿名なものばかりでなく、Twitterでさえ複数アカウントで工作できてしまうので。

やるとしたら雑誌毎にIDなど一義的なものを付与することですが、それにはコストがかかりすぎるので、現状は最低でも単行本でないと無理でしょう。

アンケートのために雑誌を切り抜くことに対する抵抗

そうなるとやはりアンケートを送ることが重要なわけですが、ただ、昔から苦手だったものがあります。それは「本にはさみをいれること」。

マンガ雑誌のアンケートには、はがき型で巻末ページに綴じてあるもの。以下のようなものですね。

電撃だいおうじ

そしてもうひとつは雑誌のページにあるシートを切り抜いてはがきに貼り付けて出すタイプのものの2種類があります(本だとさらにはがきとして挟まっていたりするものが多いですね)。

まんがタイムジャンボ アンケート

しかし、はがきとしてあるものはともかく、ページを切り抜くタイプのものが苦手でした。それは何故かというと、主に心理的な問題。たとえ雑誌といえど、切り抜いてしまったらそこが欠けて不完全なものになってしまうという状態。それが苦手だったのですよね。特にアンケートを送るくらい思い入れのある雑誌だったら、最低でもしばらくはとっておくので特に。

あとは切り抜いたところの裏が読めなくなるというものも大きかったです。広告であることが多いのですが、時に何故か読者コーナーや文字のよみもの、新人賞のページなど、コンテンツの場合もあったので。まあそこまで送りたいと思わないものは、そもそもページを切り抜く工程が面倒だったというのもありますが。

おそらくこれは出版社側も既知のものと思われますが、それでもはがき大の紙にしてそれを綴じることになるとそれだけ費用がかかるのは予想できますので、出版不況と言われている今ではそこまでする余裕のないものも大きいでしょう(あと製本過程の問題もあるかもしれませんが)。

まんがタイムきらら系雑誌ではアンケートが「一通のみコピー可」になっている

ただ、最近自分が買ってるまんがタイムきらら系列の雑誌を見ると、面白い変化が見られました。それはこれ。

まんがタイムきららアンケート

雑誌を切り取りたくない方はコピーによる応募化。一枚のみ有効

と書いてあるのですね。なるほど、これなら切り取らずに済むと。

今までこういうコピーが認められていなかったのは、アンケートにおける一義性を保つためだったと思われます。つまるところ、コピーしまくって重複投票をするというのを防ぐという意味もあったでしょうけど、すでに現在ではジャンプやマガジン、コロコロのように50万部、100万部単位で売れているマンガ誌でもない限りは、重複投票をしても(たとえそれが偽名であっても)すぐにわかるくらいになってしまっているのではないかと。

見たところ、きらら系の雑誌では行われているようでこれはなかなかよいと思います。対応が可能であれば、他の雑誌でもやって欲しいところです。

余談ですが、雑誌では低いと思われていたプレゼントの当選者数も、こうして数字とその比率で見ると案外高いような気も。

とにかくアンケートを出す。気に入った作品を残すために

そういうわけで、ここまでやってくれてるんだからというのもあり、今後は買ったマンガ雑誌は出来るだけアンケートを出したいと思ております。〆切までに全部読むのはちょっと大変だけど、アフタヌーン1000ページ超時代に毎号やって送ってたのだし、それに比べれば軽いものだ。

出さないで好きな作品消えたらやりきれないしね。

追記

上のこと書いて検索していると、だいぶ前に自分が書いたエントリーを見つけてしまったのでついでに。まあたしかに実名載ると自意識過剰かもしれんけど恥ずかしい。

このようなエントリーが。 たしかにアンケートを送った方が、作り手、この場合編集部の人は貴重な意見やデータとなる…
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