幼なじみ同士達のほんわかとした青春ラブコメ『ココロ君色サクラ色』

このブログではお久しぶりです。というか日付を見てみると前回の更新が去年だったので、ここは今年初の更新となるのですな。

ちょっと今年に入ってから個人的なことがさらにいろいろとあって、ここのブログまで書けませんでしたが、その期間もマンガは積み上がる程読んでいました。そして多少時間の出来た今、それらについていろいろ書きたいのですが、とりあえず今日は雑誌連載の時から注目していた桑原草太先生の『ココロ君色サクラ色』から。

ココロ君色サクラ色(1) (まんがタイムコミックス)

この作品はもともと4コママンガ雑誌『まんがタイムスペシャル』で連載されていたのですが、4コマ誌のなかにあってストーリー形式であり、1話のページ数もあまり多くないショート編成、しかも隔月連載というので、2009年スタートなのにここでやっと単行本化となりました(現在は『まんがタイムLovery』に移籍して毎月連載)。

ジャンルはひとことで言えばラブコメのショートストーリー連作形式。メインは中学生の詩原小春と花枝陽葉介のふたり。この二人は幼なじみで、小さい頃から一緒にいる感じ。ただ、ラブコメでよくあるお互いに思いを胸に秘めつつ表面上はその気がないように見せかけている、というのとはちょっと違います(この二人とは別にそういうのもあるのですが、後述)。この葉介のほうは、小春に対してその感情を隠そうとせず、本人の前だろうが周囲の目があるところだろうが、ひたすら小春への愛情を隠そうとしません。ちなみにかなり情熱的に迫るのは、お爺さんがイタリア人という影響もあるらしいです。

桑原草太『ココロ君色サクラ色』(芳文社まんがタイムコミックスストーリー)P6

桑原草太『ココロ君色サクラ色』P6

そんな葉介に対し、小春は気のないそぶりを見せて、いつも軽くあしらっています。ただ、小春が陽介に対して気がないかというとそういうわけではないのですな。

桑原草太『ココロ君色サクラ色』(芳文社まんがタイムコミックスストーリー)P99

桑原草太『ココロ君色サクラ色』P99

そして何より、その気がないように見せかけつつ、普段から一緒に居るのですな。もちろん葉介が常に近寄ってくるからなのですが、だからといってそれから逃げるようなこともなく、ややあきれながらもいつも一緒に居る。この関係がなんかいい感じなのですよ。普段はそっけない小春自体も、時折葉介に対してなんかそれらしき反応を見せることがありますし。この二人の関係が、どことなく見ていて微笑ましいのです。
そしてラブコメらしき気恥ずかしいような感じももちろん。

桑原草太『ココロ君色サクラ色』(芳文社まんがタイムコミックスストーリー)P83

桑原草太『ココロ君色サクラ色』P83

さて、この二人は幼なじみだと書きましたが、このふたりの家族(詩原家と花枝家)も家族ぐるみのつきあいで、こんな二人の関係は小春の両親も公認だったりします。というか父親(少女マンガ家)小春より乗り気だったりする感じ。

そして、このふたつの家族、実は小春や葉介以外にもそれぞれ兄弟姉妹がいるのですが、それぞれ学年が同じ、しかもそれぞれが男女別のペアがいるのですな。詩原家の長女(小春の姉)杏は高校生で、花枝家の長男(葉介の兄)の蒼一と幼なじみ。

桑原草太『ココロ君色サクラ色』(芳文社まんがタイムコミックスストーリー)P39

桑原草太『ココロ君色サクラ色』P39

そして詩原家の三女で幼稚園に通う桃は花枝家の三男実と同じ年齢。さらには詩原家には小学生で男の子の双子、空と太陽もいるのですが、これもまた花枝家にはこのみとくるみという女の子で小学生の双子がいたりします。微妙に親同士がわざと家族計画合わせたんじゃないかとちょっと下ネタライクに思ったりもしますが。

桑原草太『ココロ君色サクラ色』(芳文社まんがタイムコミックスストーリー)P25

桑原草太『ココロ君色サクラ色』P25

桑原草太『ココロ君色サクラ色』(芳文社まんがタイムコミックスストーリー)P49

桑原草太『ココロ君色サクラ色』P49

そしてこれらそれぞれのペアも小春たちとは違うそれぞれの関係を構築しています。蒼一は明らかに杏に好意を持っているのに、葉介とは逆に素直になれないでいる、ケンカ友達のような関係、桃と実は微笑ましいお互いを気にする感じ等(双子はこれからかな)。

こんな感じで、メイン二人の周辺も温かくほのぼのとした感じなのですね。

ちなみにこれら全員が幼なじみという、幼なじみもの大好きな人にはおいしすぎるモノでもあります(まあ現役の幼稚園児や小学生を幼なじみと定義するかは微妙かもしれないけど、という幼なじみもの好きのこだわり)。
桑原草太先生といえば、ガンガンで連載中の『紅心王子』のほうをご存じの方も多いでしょうが、こちらも良い作品だと思いますので、こういったやわらかい雰囲気の好きな人にはおすすめです。

ちなみに最新号では葉介のほかに幼なじみが出てきたり、別の展開もあるかという感じも。まだ一巻なので小春と葉介やその他の関係を見守ってゆきたいと思います。

ココロ君色サクラ色(1) (まんがタイムコミックス)

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